足跡
2006年11月16日

疲れて外に出ると夜の帳が下りてきた。
疲れたのは少し片付けをしたから。
それも親父の金庫。
以前から整理しなければと思っていたことなので始めたのだけど、
これが思ったより大変だった。
出てくるものはたいしたものはない。
それは分かっていたのだけど、
たいしたことのないそれらが親父の歩みだったということに気付いた。
江戸末期からの古い貨幣の数々。
記念切手や記念硬貨のあれやこれ。
用のなくなった領収書。
多量の1円玉や5円玉、10円玉。
幼い頃を思い出しながら分けた。
そんなものを分けていたら、
あっという間に夕方になり腹まで痛くなってきた。
空は瞬く間に色を変え、
携帯をカメラに切り替えている内に、
ただの夜になっていた。
Posted by ばぶ at 19:26│Comments(0)